RED WARRIORS
RED WARRIORSは今年がデビュー40周年。この6月にはバンドの“地元”埼玉県は大宮ソニックシティで2日間の『RED ROCKS』フェスを主催し、1日目のSUGIZO、大黒摩季、HYDE、TAKURO、HISASHI、カンニング竹山、そして2日目のZIGGYといったゲストと共にキャリアの大きな節目を祝いつつ、いつまでも変わらぬステージ上の華やかなプレゼンスとワイルドなロックン・ロールのエネルギーを見せつけたところだ。
1985年、REBECCAを脱退した木暮“SHAKE”武彦<g>がDIAMOND☆YUKAI<vo>を誘って結成したRED WARRIORSは、1986年に1stアルバム「LESSON 1」でデビュー。その8ヵ月後に2ndアルバム「CASINO DRIVE」をリリース、1988年1月には初の日本武道館公演を行ない、4月に3rdアルバム「KING'S」をリリース、夏には西武球場でスタジアム・ライヴを開催……と破竹の勢いで突き進んでいたが、1989年1月に3日間に亘る日本武道館公演を行なって4月に4thアルバム「Swingin' Daze」を出したと思うと、8月の西武球場、10月の日本武道館2daysをもってあっさり解散してしまう。ユカイはソロに転身、シャケは渡米して組んだCASINO DRIVEで活動するが数年後に帰国。1996年に期間限定で再結成したRED WARRIORS(メンバーはユカイ、シャケ、小川清史<b>で、ドラマー等はサポート)は、1997年に5thアルバム「FIRE DROPS」をリリースし、その後も断続的に再結成してはアルバム制作やライヴ活動を行なった。今年は10月に渋谷eggmanでの3daysでデビュー40周年の活動を締め括り、来年3月14日に『Good Bye RED WARRIORS -Final Lesson-』と題して日本武道館のステージに立つことになっている。
結成から僅か4年余りの最初の活動期間にRED WARRIORSが残したインパクトは絶大で、それは洋楽に引けを取らない本格派ロックン・ロールに日本人好みのポップさや哀愁を絶妙に取り入れるシャケの作曲センスと、その楽曲を迫力溢れる歌声で見事に歌いこなすユカイのフロントマンとしての圧倒的な魅力があったからと言っていい。“ルシアン・ヒルの上で”“ROYAL STRAIGHT FLUSH R&R”“STILL OF THE NIGHT”“LADY BLUE”など人気シングルも多数あるが、ライヴ定番曲は“バラとワイン”で、バラの花束(ファンが1本ずつステージに投げ入れるのがお約束)を腕一杯に抱えたゴージャスな姿があんなにも似合う日本人ロックン・ローラーはユカイしかいないだろう。彼と共にこの曲を合唱する声が球場中に響き渡ることを期待したい。
WRITER PROFILE
幅 由美子(はば・ゆみこ)
1970年生まれ、兵庫県出身。1993年に京都大学文学部卒業後、シンコーミュージック・エンタテイメントに入社。『BURRN!』編集部に配属され、現在に至るまでアーティストの取材、リポート・レビュー等の執筆活動、編集業務、イベント出演など、多岐に亘って誌面を支え続けている。2026年、副編集長に就任。